サノレックスってどんな薬?飲むだけで痩せる?通販で買える?

サノレックスは「食欲を抑える薬」です

サノレックスは食欲抑制剤

サノレックスは、主成分のマジンドールが、脳の摂食中枢に働きかけて食欲を抑える「食欲抑制剤」です。医師が肥満の治療のために処方する薬のひとつで、ダイエット薬としては日本では唯一承認されている薬ですが、扱いには注意が必要です。

サノレックスは通販不可。副作用にご用心!

サノレックスは脳に直接働きかける薬であるため、素人判断で勝手に使うのは危険です。実際に第三種向精神薬に分類されていて、自由な取引は法律で禁止されています。

それは何故かというと、医師の適切な指導の下で使わないと、危険な副作用が起こる場合があるからです。

サノレックスの製造元である富士フィルムファーマ※注1 は、公式発表で、サノレックスの副作用は以下のものとしています。

-----------------------------
・5%以上の頻度で出るもの
口渇感(口が乾く)、便秘
・0.1%~5%未満
睡眠障害、頭痛、脱力感、めまい、悪心、嘔吐

重大な副作用(頻度不明)
1)依存性
本剤の主要な薬理学的特性はアンフェタミン類と類似しており、サルでの静脈内薬物自己摂取試験においては摂取頻度の増加がみられ、精神依存の形成が認められている。(アンフェタミンをはじめとする中枢興奮剤は耐性及び精神依存を形成することが知られている。)
-----------------------------

つまり覚醒剤に非常に似た構造の薬であって、適切に使わないと副作用として依存が起こるということですね。

そのため、サノレックスは医師の処方ナシで手に入れることは出来ません。それは違法行為となります。もちろん通販不可です。

ちなみに、医師が処方する場合でも、連続使用は最長3ヶ月までとされています。その前に、1ヶ月以内に効果が認められない場合は、直ちに処方は中止されます。服用期間が長引く程、依存性が高くなるからです。
そして処方の対象はBMI値が35以上の人とされています。つまりかなり太めで、このままでは健康上の問題が起こりうる人が対象ということです。そこまで太っていないのにサノレックスを使用することは、とても危険です。

サノレックスは「飲めば痩せる」薬ではない。食事制限が必要

そして、サノレックスは「飲むだけでスルスル痩せていく」というような薬ではありません。

肥満の治療において、食事療法・運動療法をするにあたって、最もつらい「食事を我慢すること」の苦痛を減らし、少食に慣れること、そして少食を継続させるために飲む薬です。

つまり、効用は「食欲を抑える」だけで、結局のところ「食事制限によって痩せる」のと同じことです。

言い換えれば食事制限なしでサノレックスを飲むだけで痩せる、ということは不可能です。当然サノレックスを飲むのをやめれば、食欲も元通りです。

「飲めば痩せる薬」はゼニカルなどの「油分吸収阻害剤」

ダイエットはしたいけど、食事制限はしたくない……これまで通り食べながらダイエットしたい……。
それならば、食欲抑制剤よりも、油分などの吸収を阻害してカロリーカットするゼニカルのような薬の方がオススメです。

ゼニカルは、オルリスタットが主成分で、食事のあと1時間以内に飲むと、食べたものに含まれている油分や脂分が吸収されるのを邪魔して、便と一緒に排出させてしまう働きがあります。
つまり、食べたあとで働く薬です。ゼニカルはこれまで通りに食べてもカロリーカット出来るいうことです。

ゼニカルは最大30%のカロリーカットを実現します。このため、「いつものように食べても痩せる薬」と言われているのです。

しかも、高いダイエット効果に反して、副作用が少ないことでも有名です。
おなかが多少ゆるくなることと、お尻から油が漏れるなどはありますが、健康を大きく害するような重篤な副作用の報告はほとんどありません。

ゼニカルは安全な薬なので、既に世界17カ国で承認され、4000万人以上の人の肥満治療に使われてきた実績がある薬です。ダイエット効果と安全性には定評がありますので、是非安心してダイエットに取り入れてみてくださいね。

※注1 サノレックスはノバルティスファーマが元の製造販売元でしたが、2014年12月22日付で『サノレックス錠0.5mg』が富士フィルムファーマに承継されました。